2016/05/22

スマホで自転車ナビ

2007年に日本縦断した頃はツーリングマップルを買い集め、道が分からなくなるたび足を止め、
地図を広げるのが当たり前。
それに比べて今はスマートフォンの登場と地図サービスの発達で便利になったものだ。

ただ、普段使いのスマホをナビに使うとバッテリー消費が増えて、充電しづらい環境が続くキャンプツーリングではどうも心配。
ナビ専用の端末を用意することにした。


買ったのはT-02D。
2014年3月当時、ある程度の性能を求めると中古スマホでも20000円程度が相場。
付属品なしジャンク扱いで9000円だったのでこれに決定。
ナビとして使う上で求めたのは防水対応とバッテリー交換可能であること。
バッテリー交換が可能であれば、予備バッテリーを用意して行動中の電池切れにも、数日間充電環境がない状況にも対応ができる。
使ってみて便利だったのがホームボタンがハードウェアキーであること。
本体正面にスイッチがあるのでスリープ解除が簡単にできるのだ。
メイン端末のXperiaは側面のスイッチで起動するのだが、カバータイプのスマホホルダーでは非常に押しづらい。
ただ画面をダブルタップで起動できる機能があり、これを使えば随分使いやすくなった。




購入当初は MINOURA iH-500-STD で↑のように設置。
しかし路面の振動に合わせて部品が揺れカタカタうるさい。それとスマホを左右から挟み込む形で固定するので、段差の衝撃で外れるんじゃないかという不安。
とくに騒音面で不満だったので違うホルダーを購入。



SONYのSPA-HB10
ミノウラと比べると固定パーツがずいぶん目立つ。
その分作りはしっかりしていて縦横の切り替え、画面の角度調整もきっちりできる。
対応サイズが4.7インチまでで最近多い5インチクラスには使えないのが残念なところ。



あとはナビとして使う上で必要なアプリ。

メインは地図ロイドを利用。
ルートを作成しておけば標高図も表示される。
事前にアップダウンがわかるので平坦路を選んだ行程が作れる。
なにより便利なのが地図のキャッシュが可能なので、事前にルート沿いの地図を読み込んでおけば現地での通信なしで地図表示できること。

電池消費削減のために、機内モードに設定し通信をオフ、GPSだけオン、
画面表示とGPSの現在地更新は地図の確認がしたいときだけ行う、という設定で使っている。
この使い方であれば、走行時間10時間の日程でも電池消費は30~40パーセント程度に収まる。
バッテリーは3個用意しているので4、5日は充電の機会がなくてもなんとかなる計算だ。
追加の設定として本体のLTE通信をOFF、3G通信に固定している。
3Gの電波しかないエリアでもLTEの電波を探すために余分な電力を使用する、らしいので
こうしているが、実際どの程度効果があるかは分からない。

モバイル通信オフで画面を常時点灯、現在地更新を10秒間隔で使った場合は連続5時間持つかどうかというところ。毎日充電できる環境なら使えなくもないが、予備バッテリーを入れ替え充電する手間を考えると使い勝手は悪い。
この辺りはバッテリー性能の上がった最新スマホなら全く違うだろうが。


事前にルートを読み込めば通信の必要がないといっても、旅先で予定が変わるのは当たり前。
なので通信用にSIMカードの契約はしておいたほうが便利。
現在は2016年の1月から開始された0simを使っている。
毎月500MBまで無料で使えるのでナビ用には十分すぎる容量。
特に自宅WIFIでキャッシュ、必要な時だけ通信という使い方ならまず問題ない。
ありがたすぎるサービスだ。

スマホさえあれば日本全国の地図が無料で簡単に見られ、場所をとる本を持ち運ばなくてもいい。
この先はどんな進化があるのか楽しみだ。

0 件のコメント:

コメントを投稿