テントを張るメリットは周囲と区切られて落ち着けるスペースに身を置けるところ。
この夜は静けさの中眠りにつくことができた。しかし、明け方にかけて寒さで目が覚める。
-4度対応の重いシュラフしか持っていないので、この季節には重装備すぎるしできるだけ荷物を減らしたくてダウンジャケットで代用していた。
6時起床。パンを食べテントを撤収開始。
広場に人が集まりはじめ、様子を覗っているとラジオ体操をしているようだった。
ラジオ体操が終わり帰っていく人と挨拶を交わしていると「お接待です」と100円玉を頂く。
続いて5、6人の方からも頂戴し、これらはお賽銭として使わせてもらうことにした。
7時、納経所の開く時間。参拝する。

この場所でテントを張った。
7時20分、繁多寺出発。

7時40分、49番浄土寺。

8時10分、48番西林寺。
松山市内を淡々と南へ進む。

8時30分、47番八坂寺。

9時、46番浄瑠璃寺。
松山市内の札所を打ち終えると八坂峠を越え久万高原の大宝寺、岩屋寺へと向かう。
番号的には45番岩屋寺→44番大宝寺だが、ルート短縮できるので44→45と打つことにする。
9時15分、浄瑠璃寺出発。
浄瑠璃寺の標高が80mで三坂峠が720m。12㎞ほど登りが続く。

松山市内を一望。晴れたら晴れたで暑い。特に登りは。

11時20分、三坂峠。休憩しつつ2時間かかった。
久万高原町の中心まではなだらかな下り。
腹が減ったので昼食にする。
役場の前にあった「まんなかうどん」。冷たいぶっかけで一息つく。
12時15分、44番大宝寺到着。
町の中心からは5分ほどと近いが山沿いに建っており木に囲まれていた。
12時40分、大宝寺出発。
ちょっとしたアップダウンはあったが順調に進む
13時40分、45番岩屋寺のふもとに到着。

駐車場からは歩いて15分ほど山を登る。
岩肌にくっつくように本堂があり、修行の場という雰囲気が感じられる。
翌日以降の天気予報は雨、そしてここから43番以降の南予方面へ進むと帰る手段が不便になっていくので今回はここ岩屋寺で打ち止めとした。
その後、内子、大洲へと逆打ちの経路通り進む。
岩屋寺を14時30分に出発。
面河川沿いに標高を380mまで下げるが、真弓峠は標高600mとまた登る。
午前中に三坂峠の辛さを味わったこと、なだらかな登りが続いていたこともあり楽な峠だな、という印象。

16時10分、真弓トンネル。
この上にも旧道があるが今はここが真弓峠の頂上と言える。
あとはひたすら下り。道の駅小田の郷せせらぎで少し休憩。
京都へ帰る手段を検討する。
①内子か大洲からJR輪行
②JR輪行→東予港からオレンジフェリー
③JR輪行→高松港からジャンボフェリー
④フェリーで八幡浜港→別府港、別府港→大阪南港
日程的にはもう1日時間があるので④にして翌日は別府観光することにした。

18時25分、十夜ヶ橋。別格霊場。
かつて弘法大師が野宿をした場所。野宿像もある。
ここでは修行の一つとして「野宿修行」が認められている。
日没も近いしここで泊まる選択もあったが、意外に体力が残っていたのでもっと走る。
20時頃八幡浜港に着くと別府行フェリーが出船間近。
この便に乗ると日付が変わる前に別府に着くけど泊まる場所を探す必要ある。
次の深夜便なら待ち時間は長いが到着後も朝まで船内で休憩ができる。
八幡浜で夕食後深夜便に乗ることにした。
走行距離は127㎞。
___________費用_____________
納経料 300×7=2100円
食費 2000円
フェリー 約4000円
合計 8100円
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