2011/06/04

四国遍路、前置き。

 2011年5月。ずいぶんと前から行きたいと思っていた自転車での四国遍路へと旅立つことになった。
5月20日から25日までの六日間で巡った寺は、八十三番一宮寺から四十四番大宝寺までの四十ヶ寺。
その間悩まされたのが雨。26日が梅雨入りだったので、梅雨の走りって奴だろうか。
旅ではなく修行という言葉が似合う様な厳しさもありつつの今回の旅。出発から二週間ほど経過して、まだ記憶がぼんやりと残っている今のうちに日記として残しておこうと思う。




 まず、なぜ今遍路なのか。これは完全に思いつきだ。
5月18日。まさに五月晴れといった快晴。買い物に行くために乗った自転車で感じる、風を切る爽快感。「これだ!」「海辺を走りたい!」 
ということで、久々に自転車で出かけようというやる気が湧いてきたこと、そして海のある場所、九州かな四国かな?と考えて四国に決定。で、四国行くなら遍路でしょ、というのが事の次第。
実は、遍路に必要な道具、納経帳や経本、線香なんかはおととしの夏の時点で用意していた。それから今までの間に行く機会はいくらでもあったはず。特に時間的な余裕はかなりあった。なぜ今なのか。これは自分でも謎のままだ。


 とにかく、遍路がどこか心の片隅にあったことは確かだ。道具の準備だけでなくて自転車の方もいじっていた。激坂に備えたブレーキとディレーラーのグレードアップなど。ブレーキは良いやつにしといて大正解!
自転車についてはまた別で特集するとして、2010年3月に車遍路(納経は無しだったけど、、)したり、遍路が卒論のテーマになったりと、間違いなくいずれ自転車で回ろう、そういう思いと縁のようなものは感じ続けていたわけです。

 あとは、なんで83番スタートの逆打ちなのか。深い意味は無く、アクセス的に便利だからということが大きい。遍路の歴史を勉強すると一番から回ることにこだわる必要はそんなに無さそうだし、むしろアクセスが良い寺から回ることが当たり前だったようなので、フェリー乗り場から近い83番スタート。ほんとは84番の方が近いけど、初っ端から登山はきつそうなので、というこれもまた大したことない理由。
84番スタートで順打ちという選択もないわけではない。けど、88番→1番の間40kmが無駄に思えたので、スムーズに巡れる逆打ちに決定。
逆打ちのデメリットとして道案内の分かりづらさが挙げられるけど、確かにこれはあるかもしれない。順打ちとの比較ができるわけじゃないので断言は出来ないけど。



ま、前置きはこれくらいにして本編に移りましょうか。
雨のせいもあり写真少なめです。めんどくさがらず撮っときゃよかったな、と少し後悔。


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