2017/02/27

④サロマ→網走→知床

2011年8月27日。

6時起床。
キャンプサイトはこんな感じ。炊事場、トイレも整備されていた。


快晴で実に気持ちがいい。

朝食にと思っていたパンを昨晩のうちに食べてしまった。
コンビニは18㎞先の常呂まで行かないと無いので頑張って走る。

セイコーマートにて、ひとっ走りした後のおにぎりに大満足。
網走に向かってスタート。

廃線跡を舗装したオホーツクサイクリングロード。


静かな平原をひたすら走る。
すると突然「ゴツン」と頭に衝撃が来た。
虫がぶつかっただけか、と思ったがどうも痛みが続く。
ミラーで確認してみると少しだけ腫れている。刺すか咬まれるかしたようだ。

途中の公園にSLと客車が保存されていた。


10時30分。網走監獄に到着。
網走といえば、ということで一応来てみた。

滞在は1時間ぐらい。
面白い展示いろいろあったけど全然写真撮ってなかった。



もうすぐ12時になるので網走市内で昼食にした。

商店街のレストランポパイ。
肉の気分だったのでステーキ丼。(たしか)
ご飯がすすむしっかりした味付け。すぐ完食。



昼食を終えて12時過ぎ。
知床方面を目指すが、キャンプ場は40㎞先の斜里か80㎞先のウトロ。
大体1時間15㎞ペースで走るので斜里は近すぎ、ウトロは日没に間に合うか微妙。
考えても結論は出なかったのでとにかく斜里に行きそこで判断することにした。

網走市街を抜けR244を東へ、オホーツク海に沿って走る。
ぼんやりと見えるのが知床連山。


 釧網本線北浜駅に立ち寄る。


駅舎内の壁から天井まで名刺がいっぱい。
ここを訪れた足跡として残していくのがいつからか伝統になったようだ。
サークルの先輩たちも学生証のコピーを貼ったらしいので探したがさっぱり見つからなかった。

ちょうど列車が来た。
海沿いを走り景色には飽きなさそう。
いつか冬に訪れて流氷を眺めながらのんびり乗ってみたい。


13時10分。北浜駅を出発。
この日は天気もいいし平坦な道が続いていいペースで走れた。

少しずつ、知床連山が大きく見えてきた。

15時には斜里の町に到着。
お腹が空いてきたし、夕食も確保しておきたかったのでスーパーへ。
網走を過ぎると小さな町しかなく不便じゃないかと思っていたが、立派な大型スーパーがあった。

一息ついて15時30分。
宿泊地をどうするか。ウトロのキャンプ場は40㎞先。
ウトロまで行くとしたら体力的には余裕があるが日没の18時に間に合うかどうか。
この先もアップダウンは少なそうなので、2時間半あればなんとかなりそうだと判断。
ウトロに行くことにした。
その後、この選択は正解だったな、という出来事が起こる。


夕暮れが近づくなか知床半島を走る。

斜里までと比べると路肩が狭いし、細かなアップダウンもあった。
それほどペースは落ちずに走れたけど。


17時54分。いよいよ日没。
空と海の色が少しづつ変わっていく中を、何も考えずただただ走る。
自分が自然の中に溶け込んでいくようでなんとも気持ちのいい時間だった。

オシンコシンの滝の前まで来たがここはスルーしキャンプ場を目指す。
トンネルを抜けるとウトロの町。道の駅に入ってみるが営業終了していた。
急坂を上がり、丘の上にあがると国設知床野営場に到着。

サイトの芝生、トイレ、炊事場。どれもきれい。
さすが世界遺産ということか、テントの数も多く昨日よりも賑やか。
テント設営を終えると、キャンプ場横の「夕陽台の湯」へ。露天風呂付きの温泉だった。
キャンプ場のすぐそばに温泉があるというのは実に便利。長期滞在するのもよさそうだ。


風呂を上がり、夕食にする。

設営中に声をかけてきた人がいた。
年は40,50才ぐらいだろうか、日焼けした顔の男性。
ギター片手に、「あっちの方で歌うんで、騒がしかったら言ってください。」
なんだか楽しそうだな。と思った。
自分の旅行スタイルを考えると、キャンプという名の野宿をしているようなもの。
歌とともに賑やかに時を過ごす、って実にキャンプらしいキャンプに思える。

ということで、その人たちの居るテーブルへ合流した。


走行距離134.06km

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